スタッフブログ

シロアリの警告サイン!春から初夏の住まい点検ポイント

2025.06.10

大切な我が家を密かに蝕むシロアリの被害について知っておきましょう。特に4月から7月は飛来シーズンとなり、住まいへの侵入リスクが高まります。木造住宅にお住まいの方は特に注意が必要です。目に見えにくい場所で進行するシロアリ被害ですが、早期発見のためのチェックポイントをご紹介します。日頃からの点検習慣で、快適な住環境を守りましょう。

 

家を食べるシロアリの種類と生態

日本には全部で22種類のシロアリが生息していますが、そのうち住宅に被害をもたらすのは5種類のみです。
特に被害が多いのはヤマトシロアリとイエシロアリという2種類です。
一見するとアリに似ていますが、シロアリは実はゴキブリの仲間です。被害の大部分を占めるヤマトシロアリは山林や住宅の土台などに巣を作り、湿った木材を好むため床下や水回りに被害が集中します。一方のイエシロアリは屋根裏や床下に巣を作り、新しい木材を好むうえ食欲と繁殖力が強いため、被害が家全体に急速に広がる特徴があります。

 

シロアリ発生の兆候

飛来シーズンの4~7月には、住宅の周辺で黒色や茶褐色の羽アリを見かけたり、落ちた翅(はね)が大量に見つかったりすることがあります。黒色はヤマトシロアリ、茶褐色はイエシロアリの可能性が高いです。また、住宅の土台や基礎部分に泥状のトンネル(蟻道)が形成されていたり、木材に異常が現れたりすることもあります。
例えば、柱が沈下したり、ドアの開閉がしづらくなったりといった変化はシロアリ被害を示唆しています。

 

家の中や周囲でシロアリを見つけた場合の対処法

住宅内や周辺でシロアリを見つけた場合は、できるだけ早く専門業者への相談をおすすめします。この分野には残念ながら技術力不足の業者や高額請求をする業者も存在するため、業者選びが重要です。
安心して依頼できるのは国土交通大臣の許可を受けた「公益社団法人日本しろあり対策協会」の会員業者です。協会のホームページでは都道府県別に会員業者を検索できるようになっています。
また、駆除を依頼する前に不安なことがあれば、各地の支部に設置されている消費者相談窓口で相談することも可能です。

 

大切なご自宅を守るためには、シロアリ被害の早期発見と適切な対処が何よりも重要です。日頃から住まいの点検を習慣にして、快適で安全な住環境を維持しましょう。